趣味でトレイルランニングをやっており、長距離を走っています。1ヶ月後に山中を120km以上走るレースに参加する為にトレーニングをしてきましたが、最近になって練習中に左の膝の外側が痛むようになってしまい、安心して練習ができません。走っている時以外は痛みは感じません。
Aさんの主な症状
1:ランニング中に左の膝を上げる時に
外側に弱い痛みを感じる
2:座り仕事が長く続くと左のお尻が
じくじく痛む
施術後の経過
この患者さんは趣味のトレイルランニング(山の中を走る)で長距離を走られる方で、練習により腿(もも)の外側に強いストレスがかかっている状態でした。膝の関節そのものには大きな不具合は見つかりませんでしたが、膝を包む靭帯や筋肉に強い張りが見られました。初回の治療では膝の動きに関係する筋肉を緩め、動きの硬くなってしまっていた左の股関節のストレッチ及び矯正を行いました。14日後の2回目の来院時には、その後の練習では膝の痛みは再発しなかった事が確認できたので初回と同様の治療を行い、再発予防の為に自宅でできる3種類のストレッチをご指導しました。
以来膝の痛みが再発する事はありませんが、現在では体調管理為の2週に1度のペースで治療を行っています。
担当からのコメント
膝に症状を訴えられるケースでは、多くの場合に膝の軟骨がすり減ったなどではなく、周辺の筋肉の硬さが関係しています。膝に痛みや違和感が出てもすぐに膝関節の矯正やテーピングでの固定などを行わずに、きちんと周辺の筋肉をチェックする必要があります。
アマチュアアスリートはプロと違い、競技以外にも通常のお仕事や家事をこなさなければなりません。体に疲労をため込まないことが生涯楽しくスポーツを続ける秘訣です。
たとえ大きな症状がなくても、パフォーマンス向上と怪我防止の為にお体のメンテナンスをする事をお勧めします。
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